駐在員生計費ランキング 2019年東アジア東南アジア

ロングステイ

 マーサーが毎年公表している。世界の都市の、生計費ランキングから、東アジアと東南アジアの国々の都市の生計費ランキングを抽出しました。注意点は、「駐在員の生計費」だということで、現地のローカルの方々の生計費ではないとのこと。また、コストには、家賃が含まれています。

 駐在員ということですので、東南アジアあたりだと、平均的なローカルの方々の生活よりも、そこそこ良い生活をしているということになるでしょう。

Mercer Cost of Living Survey – Worldwide Rankings 2019 より抜粋

引用元 :  https://www.mercer.co.jp/newsroom/2019-cost-of-living.html

東アジア、東南アジア生計費ランキング

20182019 CityCountry
1  1  HONG KONG  Hong Kong (SAR)  
2  2  TOKYO  Japan  
4  3  SINGAPORE  Singapore  
5  4  SEOUL  South Korea  
7  6  SHANGHAI  China  
9  8  BEIJING  China  
12  10  SHENZHEN  China  
23  19  OSAKA  Japan  
41  33  NAGOYA  Japan  
27  35  TAIPEI  Taiwan  
52  40  BANGKOK  Thailand  
106  102  BANDAR SERI BEGAWAN  Brunei  
142  108  PHNOM PENH  Cambodia  
138  109  MANILA  Philippines  
137  112  HANOI  Vietnam  
91  117  YANGON  Myanmar  
124  120  HO CHI MINH CITY  Vietnam  
145  141  KUALA LUMPUR  Malaysia  

 ランキングは全世界の209都市のランキングです。順位だけで言うと、102位のBander Seri Begawan(Brunei)までが上位半分、108位のPhnon Penh以下が下位半分になります。

 東南アジア最下位のクアラルンプールの141位はちょうど上から数えて2/3、下から数えて1/3の順位です。

 単純に物価を比べると、KLがここまで安価だとは思えません。

  クアラルンプールの 駐在員生計費の順位が低いことについて、ロングステイヤーの方何人かにお伺いしたところ、家賃の影響ではないかという御意見が多かったです。おそらく、マレーシアよりも物価の安いところはいくらでもあると思いますが、駐在員が居住するレベルの住居費がかなり高くつくのではないかということです。

 クアラルンプールでは、郊外ならば、月10万円以下で、100m2以上の広さで、便利な場所で、警備員が常駐し、プール・ジム付き(テミスコート付きもある)のコンドミニアムに住めます。(単純にもっと安い物件はありますが、駐在員が住むクラスの住居とは言いにくいと思います。)

 十分調べられていませんが、ほかの都市では、それなり以上のレベルの住居費がかなり高いのではないかと思われます。タイのバンコクなどでは、クアラルンプールの倍くらいの家賃がざらだと聞きました。(ちゃんと裏付けはとっていません。)

 (各都市の家賃と住居のグレードについては、今後の調査課題です。)

 クアラルンプールの魅力の一つとして、10万円程度の家賃で、駐在員並みの住居(都心から車で30分程度、24時間警備、プール・ジム付きで、100m2以上の広さ、家具家電付き)に住めるという点も大きいのではないかと思います。

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