MM2Hに関しては、新条件移行に対するインパクトが大きいため、SNS上では憶測記事が非常に多くなっています。
それなりにマレーシア関係で著名なブロガーが、未確認情報としながらも「新条件のオンライン申請が始まったようだ」などと行った情報を流していますが、リンク先をたどっていっても旧条件のままで、オンライン申請窓口のシステムは旧システムでかつオープンしていませんでした。
MM2Hについての情報は、今、憶測や誤報に満ちています。必ず一次情報をたどるようにしてください。
1/26追記 新条件のオンライン申請サイト?
ある方が、知らせてくださいました。MM2H新条件のオンライン申請サイトだそうです。
上記は、なんと日本語です。英語、中国語、日本語、韓国語が選択できます。
ただ、このページは、どうも、HJI Global (M) Sdn. Bhd.という会社のサイトみたいなんですね。マレーシアのドメインである.myになっていないし、本当にマレーシア政府の委託を受けた正式なサイトなのかどうかよくわかりませんでした。
もうちょっと情報が欲しいところです。
新条件が正式に動き出したということでしょうか(筆者はまだ確信が持てていません)。あまりにも情報が少ないため、上記サイトがそうなのかどうかもよくわからないのですが、動きはある?とみていいのでしょうか。
憶測:やや怪しい情報
ここから先は、筆者の掴んだ情報による憶測です。
1/21に内務大臣から発表のあった111名の申請があり、何人かが合格したという話は、嘘ではないと思いますが、この「試験的な募集」については、いわゆるダイレクトのオンライン申請によるものではなかったとの情報を得ています。
一方で、従来の代理店協会を通じたルートでもないということ。
今回の試験的な募集ルートについては、一次情報の裏が取れていませんので、ここでは、触れませんが、従来とは全く違うということだけは言えます。
マレーシア政府は、従来の代理店協会を、今後MM2Hの業務から外していこうとしているのかもしれませんが、未だに、旧条件での更新が「代理店協会の代理店」を通じて通常に業務が進んでおり、一体何が起こっているのか疑問は深まるばかりです。
普通は、新条件がスタートしているならば、すべて切り替わらなければ行けないと思うのですが、そこのところが グズグズのままです。代理店を外すのであれば、ライセンスの剥奪などの動きがないといけませんが、現時点でもライセンスは剥奪されていません。
筆者の立場と関心事
筆者は、今回のMM2Hの条件変更については、肯定的ではありません。どちらかと言うと、否定的です。
しかしながら、本ブログの情報発信では、自分の意見に対するバイアスを排除して、事実を発信するようにしています。また、筆者の意見や憶測の部分は、そうとわかるように記述するように努めているつもりです。
筆者の関心事
筆者は、すでにMM2Hを取得しており、コロナパンデミックの前は、年に1週間程度はマレーシアにおりましたが、今般のパンデミックにより足が遠のいております。
筆者は、すでに取得しているので、一番の心配事は、次の延長条件ということになります。すなわち、90日間の滞在義務がいつの時点から課されるのかということ。(RM500のビザ代金は魅力的なマレーシアに長期滞在できる代償としては安いもので、気になりません。)
新条件に移行した場合に、大臣発言による「90日間滞在義務」が課されるとすると以下の3パターン
- ビザ全期間(過去にさかのぼって)に対して90日間の滞在義務が課される。
- コロナパンデミックが終結後から90日間の滞在義務が課される
- 2023年以降に90日間の滞在義務が課される
- 延長更新時に直近数年など玉虫色の条件になる
1であれば、すでに筆者は、コロナパンデミック時は免責されるとしても、2018年、2019年は年に1週間程度しか滞在してこなかったので、次の延長更新はできなくなります。
3は、当初、2022年12月までは、旧条件の人については猶予期間などという話があったので、ひょっとすると、そういう規定になるかもと思った次第。(これこそ憶測です)
憶測はさておき、こういった点も、明確になっておらず、現時点で正式なものはありません。
引き続き情報収集に努めたいと思います。
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