MM2Hプログラムの再開(2021年8月11日The Star記事)

MM2H

Malaysia My Second Home to be reactivated with changes, says Home Ministryと題する記事がThe Start紙に掲載されました。

Malaysia My Second Home to be reactivated with changes, says Home Ministry
PUTRAJAYA: The Malaysia My Second Home (MM2H) programme has been reactivated with several changes made to the policy.

また、8月12日には、「Nine conditions for new MM2H applications(新しいMM2Hアプリケーションの9つの条件)」という記事が掲載されました。

Nine conditions for new MM2H applications
PUTRAJAYA: Nine new conditions have been introduced to the updated Malaysia My Second Home (MM2H) programme, which will ...

これによると、10月からMM2Hの申請が再開されるようですが、条件が厳しくなるようです。

  • 月額RM40,000以上のオフショア収入(マレーシア国外からの収入)
  • RM100万の定期預金(不動産の購入、医療サービスや子供の教育への支出には最大50%の引き出しは認められる)
  • RM1.5milに相当する流動資産を所有していることを証明(申請時)
  • MM2Hパスの料金はRM90からRM500に引き上げられ、主申請者にはRM5,000、扶養家族にはRM2,500の手数料
  • MM2Hパスの有効期限は5年(延長含む)
  • 第一年齢カテゴリーの申請者または配偶者は、年間累積90日以上マレーシアに滞在する必要があり、妻、子供、両親、または義理の扶養家族ごとに、追加のRM50,000の固定保証金が必要

雑感

すでにMM2Hを取得している人の場合、どのような条件変更が適用されるのか定かではありませんが、MM2Hパスの年額RM90からRM500への値上げなどは適用されそうですね。

月額RM40,000の収入が条件となると、普通の日本人の退職者は手が届かなくなりそうです。(だいたい月収100万円少々なので、資産家で家賃収入や株式配当が毎月100万円あるような方でないと難しいということです。もちろん、お仕事をなさっている方でしたら月収100万円ある人はいると思いますが、第一年齢カテゴリーというところが何歳なのかはっきりしませんが、90日間の滞在義務が課されるとしたら、リモートで収入を得られる人などに限られます)

RM100万の定期預金という条件は、収入条件よりは満たせる方はいらっしゃると思いますが、これが、既存のMM2Hホルダーにも課せられるとなると、MM2Hをキャンセルする方が大勢発生してしまうのではないかと思います。

まともに、こういう条件にするということなら、お金持ちに(小金持ち)だけマレーシアに来てくださいということです。

一般庶民レベルの人には来てもらいたくはないというメッセージのようにも読み取れます。

しかし、Covid-19対策で、不評の現政権が苦し紛れに出してきた案という感じもしなくもないです。このまま、条件を厳格化するのか、Covid-19が収まった頃に緩和するのか、なにせマレーシアのことですから、これから何が起こるかわかりません。

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