マレーシアの銀行 口座開設情報

銀行・送金

 海外に居住する場合、その国の銀行口座が無いと何かと不便です。(絶対に必要かというとそんなことはありませんが、、、、)

 MM2Hの場合は、現在は定期預金が必須なので、銀行口座の開設が絶対条件です。

(以前は、公的年金の月額が1万リンギット以上あれば、定期預金無でビザが取得できましたが、2018年4月20日付けの通達でこの制度が廃止されました。MM2H Offcial Portal Announcement – Year 2018

 マレーシアでは、個人の外国人口座の開設に関しては、非常に厳格です。企業赴任者(駐在)は、原則として、ビザ(ワークパーミット)取得後でないと口座開設できませんし、MM2Hプログラム(リタイアメントの方用の長期滞在ビザ)の場合は、Approval Letter(通称「仮承認レター」)発行後でないと口座開設できません。

 口座開設にあたって、長期滞在ビザが無いといけないという法律はありませんが、マレーシア中央銀行の指導により、現実的にはビザ無での口座開設はきわめて難しいです。(詳しくは日本貿易振興機構(Jetro)マレーシア・為替管理制度を参照)

 以下、Jetroのサイトより引用

銀行預金

2.非居住者の外貨およびリンギ口座

 マレーシア中央銀行によれば、非居住者は、国内の認可銀行に自由に外貨またはリンギの口座を開設することができ、これらの口座から自由に外貨での送金を行えるとしている。しかし2018年12月現在、マレーシアの地場銀行では、資金洗浄・テロ資金供与などの対策に関するマレーシア中央銀行の指導もあり、顧客デューデリジェンスの一環として、外国人が個人口座を開設する際には、マレーシア滞在の目的を証明するため、雇用パス、学生ビザなどの長期滞在ビザの提示を求めており、これらの書類がない場合、口座開設は難しい。
 なお、非居住の旅行者のリンギでの持ち出しや持ち込みは、1万ドル相当額までとされている。

https://www.jetro.go.jp/world/asia/my/trade_04.html

マレーシアの銀行資産高ランキング(wikipediaより)

 マレーシア最大の銀行はMaybankで、ATMの数でもマレーシア1です。第2位のCIMB bankは、ATMの数では、May bankと拮抗しています。この2つの銀行のATM数が他を圧倒している感じです。Public銀行もATM数は多い方ですが、上位2行よりは若干少ない感じです。

RankingBankTotal assets (RM bil)
1Maybank765.3
2CIMB Bank514.482
3Public Bank Berhad407.575
4RHB Bank234.464
5Hong Leong Bank202.89
6AmBank144.989
7UOB Malaysia Bank110.318
8Bank Rakyat106
9OCBC Bank Malaysia93.065
10HSBC Bank Malaysia79.494
11Affin Bank71.985
12Bank Islam Malaysia66.246
13Standard Chartered Bank Malaysia44.863
14CitiBank Malaysia37.417
15Bank Simpanan Nasional (BSN)32.432
16Bank Muamalat Malaysia Berhad23.946
17Alliance Bank16.778
18Agro Bank15.208
19Al-Rajhi Malaysia8.692
20MBSB Bank Berhad7.292
21Co-op Bank Pertama2.285

 ネット上の情報や、MM2Hの申請代行業者が推薦する銀行は、May bank, CIMB Bank, HSBC Bank Malaysia, Public Bankなどで、他は、あまりお勧めされてないですね。

 マレーシアの生活に慣れたロングステイヤーの中には、その他のやや中小の銀行にも口座を持ち、定期預金の金利プロモーションなどをうまく利用している方もいらっしゃいますが、そのような方でも、上記の大手銀行に口座を持ったうえで、中小にも口座を開設していらっしゃいます。

2019年6月時点の銀行口座開設情報

2019年6月時点の、マレーシアの主要銀行における口座開設情報です。マレーシアでは、状況が刻々と変化しますので、常に、新しい情報を確認する必要があります。

 全体的に、外国人による口座開設は厳しくなってきています。

May Bank

 マレーシアの地場銀行でかつ最大の銀行です。ATMの数も非常に多く、実生活で使うには便利な銀行です。しかし、2017年の夏ごろから、口座開設は、MM2Hの定期預金を開設した人のみに限定するようになってきました。(以前はMM2HホルダーにはMM2H用定期預金の有無に関係なく開設OKだった)

 サービスの状況は支店ごと、担当者ごとに違いがあり、言うことにもばらつきがあるという事例が散見されます。これは、May Bankに限らない話で、多かれ少なかれマレーシアのどこの銀行でも起こることではあります。

 なお、2019年になってからもMM2Hの定期がなくても口座が開設できたという事例もありますが、必ずしも開設できるとは限りません。支店によっても対応がマチマチである可能性もあります。逆に言うと、ある支店で口座開設を断られても、他の支店だったら開設できることもあります。

  開設時に必要となる書類は パスポート、MM2H仮承認レター(Approval Letter)、MM2H定期預金証明書、マレーシアの携帯電話番号、住所を確認できるコンドの契約書等(マレーシアの運転免許証や電気料金の請求書等も使えるらしい)、日本のマイナンバーの番号などですが、一年前はパスポートと仮承認レター程度で開設できていたそうですから、口座開設のハードルは、ずいぶんと厳しくなってきています。

CIMB Bank

 マレーシア地場銀行でMay bankに続いて第2位の銀行です。ATMの数も非常に多く、実生活ではMay bankと並んで非常に便利です。銀行の印象としてはややお固い感じで、中央銀行の規制も、いち早く対応する感じす。 2017年の夏ごろに始まった、MM2Hの定期がないと口座が作れないという制限も、CIMBが最初でした。

 2019年3月に、MM2Hの定期預金開設者にも、マレーシアでの住居の賃貸契約書を提出するように求め始めました。これにより、MM2Hビザ取得前に居住用住居の契約が必要ということになり、たいていの方は、MM2H取得後に住居の契約をなさる方が多いので、現在は非常に口座開設が難しくなっています。

 なお、MM2Hの定期がCIMBに無い場合、口座開設はほぼ無理のようで、口座開設に挑戦した複数の事例で、成功例はありません。(成功例をご存知の方は是非コメントor問い合わせからご教示お願いします)

 2019年7月現在、MM2Hの定期が必須であるという縛りがなくなったという情報が入ってまいりました。口座開設条件は2つ

  1. マレーシアに住居があること(売買契約書か賃貸借契約書の提示が必要)
  2. 一定以上の金額の定期預金等何らかの制限

  一定以上の金額の定期預金等何らかの制限がある模様ですが、現在詳細は不明です。しかし、複数の例があり、MM2Hの定期がないとダメという条件が外れたのは間違いないようです。

 こういった銀行側の条件は予告なく突然変わるので、実際に口座を開設しようとする場合は、ネット情報ではなく、銀行に確認が必要です。

HSBC Bank Malaysia

 マレーシアにおける外銀で、世界的に有名な銀行です。ロンドンに本拠を置くHSBC Holdings傘下の銀行です。大本は、香港上海銀行(The Hongkong and Shanghai Banking Corporation Limited)です。

 HSBCは83の国と地域に10,000を超える拠点をもつメガバンクですが、マレーシア国内のATMの数は、地場銀行と比較すると少ないので、普段使いにはやや不便な面があります。

 一方、ある一つの国で口座を開設すると、以降は、他に国で口座を開設する場合の最低預金額の縛りがないのが特徴で、いろいろな国に口座を保有し、使い分けをする方には便利です。また、資産運用できる環境が豊富であり、マレーシアに限らずグローバルなファンドなどへの投資も可能です。

 地場銀行に比べて、金利が低いといわれていましたが、2019年春には、金利プロモーションを実施するなど変化が見られます。

 May bankやCIMBと同様に、MM2Hの定期預金開設が口座開設の条件になってしまっています。

 口座開設条件からMM2Hの定期の縛りが外れたことが確認されました。ただし、その代わりに総額RM20万以上(プレミア口座)の預金が必要とのことです。そのほかにマレーシアに住居が必要なのかどうかなど、実際の口座開設についての条件詳細はわかっていません。こちらも実際に口座開設をするにあたっては銀行に確認が必要です。

Public Bank

 マレーシア地場銀行で規模は第3位です。ATMの数は、上位2行には及びませんが、市中でそこそこ見かけます。Public Bankは2019年6月時点では、MM2Hの定期預金を同じ口座に開設しなければならないというMay, CIMB, HSBCのような縛りはありません。CIMBが、住居の賃貸契約書提出の件以降、新規でMM2Hを取得しようとする方々の中で開設できない人が続出し、その代わりとして、MM2H申請業者がPublic Bankでの口座開設を推奨する動きもあります。

 推奨する背景として、Public Bankには、Japan Deskがあり、日本語のわかる担当者がいることが挙げられるでしょう。開設や、取引、投資相談などが日本語でできるのは大きなメリットです。特に金融用語は、日本語で話していても何のことやらわからなかったりしますが、英語になるとなおさら理解が困難です。

 Public Bankの特徴のもう一つは、豊富な投資ファンドです。傘下にPublic Mutualというファンド会社を有しており、2019年4月現在で、マレーシアにおけるリテールファンドの市場占有率は36.1%とダントツです。2位以下はCIMB、AM、RHBが続きますが、10%前後のシェアであり、大きな差があります。

 人気3行(CIMB, May, HSBC)の口座開設条件が厳しくなるなか、Public Bankはまだ規制していませんが、いつ厳しくなるかわかりません。口座を閉鎖するのは簡単ですので、とりあえず開設可能な間に開いておきたい銀行の一つです。近日中に訪馬し、口座開設にチャレンジしようと思います。

 2019年7月に口座開設しました。

RHB Bank

マレーシアの地場銀行で規模は第4位です。大手2行には及びませんが、ATMの数はそこそこあります。

Public Bankと同様にRHBも2019年6月時点では、MM2Hの定期預金を同じ口座に開設しなければならないというMay, CIMB, HSBCのような縛りはありません。

また、日本語のわかる担当者がいます。(大変流暢な日本語を話されるそうです)


ロングステイヤーおよび予備軍の方はクレジットカード医療保険の記事も必見

コメント

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.
タイトルとURLをコピーしました